投資家の皆さまへ

ご挨拶

株式会社 エービーシー・マート 代表取締役社長 野口 実

 2020年 2月期は、令和という新しい年を迎え、期待と希望に満ちたスタートを切りましたが、昨年10月からの消費税率の引上げと大型台風の襲来を機に消費マインドの低下が見られるようになり、さらに未知なるウイルスの発生・蔓延により、国内外で消費の減退が顕著に見られるようになりました。


 当期は、IT戦略として、積極投資を進めてきました。具体的には、キャッシュレス決済の普及に対応していくため、全店のPOSレジの入替を進め、また訪日客の利用の多い店舗については免税対応も可能としました。オムニチャネル対応では、当社がネットと直営店双方で利用ができるポイントシス

テムを導入してから2年が経ちますが、ABCマート公式アプリの会員数は延べ700万を超えました。ネットで購入決済して実店舗で商品を受け取るサービスもスタートし、ネットと直営店双方の利便性の向上に努めています。商品戦略としては、スニーカートレンドは引き続き継続するものと考え、スポーツシューズの販売強化とシューズとコーディネイトしやすいアパレルの販売を強化してきました。店舗戦略としては、引き続き「ABC-MART Grand Stage」とカジュアルスポーツファッションに特化した「ABC-MART SPORTS」の出店を拡大していくことで、カジュアルファッション、スポーツファッション需要を取り込んでいく戦略を進めてきました。国内の展開店舗数は当期末時点で、「ABC-MART Grand Stage」は21店舗、「ABC-MART SPORTS」は25店舗になりました。韓国においても、「ABC-MART」から「ABC-MART Grand Stage」への業態変更を進め、GS化の推進を行っています。台湾においては、トレンドファッションの中心地である西門(シーメン)エリアに初出店となる「ABC-MART Grand Stage 西門店」を昨年10月にオープンいたしました。


 これらの結果、2020年2月期は、国内外104店舗の新規出店を遂げ、グループ全体で1,333店舗、連結売上高は2,723億円となりました。


 2021年 2月期の事業環境は、新型コロナウイルスの感染拡大により悪化の一途を辿っていますが、事態の収束の兆しが見えず店舗売上の見通しが立たない状況のため、2021年2月期の業績予想は未定としています。事態の収束が早期に訪れることを願いつつ、改めてリスク管理の重要性を再認識し、有事の際のリスク回避にこれからも尽力いたす所存であります。そして、当社グループ全体で延べ1万人を超える雇用の維持と、グループ経営の安定に向け全社一丸となって様々な問題に対応してまいります。

 今後の IR 活動におきましては、株主、投資家の皆様に正確な情報を迅速にご提供し、当社の現在の業況等をご理解いただくことを基本姿勢として取り組んでまいります。


 今後とも、なお一層のご支援、ご鞭撻を賜りますようお願い申しあげます。


株式会社 エービーシー・マート 代表取締役社長 野口 実

2020年 4月




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