投資家の皆さまへ

ご挨拶

株式会社 エービーシー・マート 代表取締役社長 野口 実

 2022年 2月期は、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種の普及に伴う感染者の減少や経済政策の効果等により、国内においては緩やかな回復が見られましたが、海外においては、地政学的リスクの高まりやサプライチェーンを巡る問題の長期化など、先行き不透明な状況が続きました。消費環境においては、人出の増加により改善はされてきたものの、世界経済の影響から物価が上昇しており、消費の低迷が不安視されております。


 シューズ業界においては、コロナ禍における新しいライフスタイルが定着しつつあります。商品動向としては、昨年秋よりトレンドの潮目が変わり、

スニーカーオンリーではなく、レザー商品やレジャーやアウトドアでも使える商品のニーズが増してきました。オンライン販売は、引き続きネット需要は拡大しているものの、実店舗の売上増加で伸び率に落ち着きが見られました。


 このような状況下、当社グループといたしましては、スポーツシューズやアパレルなどを中心にライフスタイルカジュアルの拡充に対応してまいりました。お客様の利便性を高めるための取組みとしては、『デジタル基幹システム』の構築を進めデジタルコマースの強化を進めてきました。店舗展開においては、グランドステージと複合業態店舗の拡大を図り、トレンド志向からファミリー層まで対応した店づくりを行ってきました。コロナ禍においても国内外73店舗の新規出店を遂げることができ、グループ全体で1,407店舗となりました。これらの結果、コロナ前の水準には届かなかったものの、連結売上高は前期比1割以上増加し、2,439億円となりました。利益については、連結営業利益率が二桁台に回復しました。


 2023年 2月期の事業環境は、ロシアのウクライナ侵攻やコロナ感染拡大によるサプライチェーンの問題等、海外情勢の悪化による世界経済への影響が危惧されますが、一方で、コロナの感染拡大が抑えられれば、国内外の経済情勢は次第に上向いていくものと予想します。長期化するコロナとの共生で、お客様の生活スタイルも大きく様変わりしましたが、当社は、2022年3月、パーソナルスポーツやアウトドア・キャンプの分野に強みを持つ『オッシュマンズ』をグループ傘下に迎えました。成長市場においてシューズ以外の商品群の拡充を図り、スポーツセレクトショップ『オッシュマンズ』を主要都市はもとより全国区での展開を目指します。

 当社グループといたしましては、今後も、感染症や自然災害、急激な円安、物価の上昇など、様々なリスクに対し必要な対策を講じてまいりますが、これからも常にご来店いただくお客様・従業員の安全を第一に考え、厳しい業況下においても接客サービスの維持向上を目指し、お買い物の楽しさを再度感じていただけるような運営を行ってまいります。


  今後の IR 活動におきましては、株主、投資家の皆様に正確な情報を迅速にご提供し、当社の現在の業況等をご理解いただくことを基本姿勢として取り組んでまいります。


 今後とも、なお一層のご支援、ご鞭撻を賜りますようお願い申しあげます。


株式会社 エービーシー・マート 代表取締役社長 野口 実

2022年 4月




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